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<Author: 李白>
<Title: 宣州謝朓樓餞別校書叔雲>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 宣州の謝朓樓にて校書叔雲に 餞別す>
<BookPage: 197>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
棄我去者昨日之日不可留，
亂我心者今日之日多煩憂。
長風萬里送秋雁，
對此可以酣高樓。
蓬萊文章建安骨，
中間小謝又清發。
俱懷逸興壯思飛，
欲上青天覽日月。
抽刀斷水水更流，
舉杯銷愁愁更愁。
人生在世不稱意，
明朝散髮弄扁舟。
<End Poem>
<Translation>
わたしを捨て去って行くのは、昨日という日であって、ひきとどめることはできない。わたしの心をかき乱すのは、今日という日であって、もだえうれえることばかりが多いのだ。

はるか彼方から吹いて来る風は、一万里も遠くから秋の雁を吹き送って来る。この風景を前にしては、高殿に上って大いに別れの酒盛りをしよう。

漢代の文学や、建安の剛健な詩風、その中ほどの時代に出現した詩人の
謝朓の詩はさらに新鮮で生き生きとしている。これらの人々は同じく自由奔放な興趣を胸に抱いて盛んな思いを飛びめぐらせ、高い青空にかけ上って、太陽や月を手にとらえようとした。

しかし、今わたしが刀を抜いて水を断ち切ってみても、水はそれでもやはり流れ続け、さかずきをあげて愁いを消そうとしても、その愁いは、やはり愁いのままだ。人の一生が、この世にある限り、心にかなわぬことばかりであるのならば、わたしは明日の朝からは、髪をふり乱して官位を去り、小舟を江湖に浮かべて気ままにさまようことにしよう。
<End Translation>